インペラーブラストの概要
インペラーブラストショットブラストはエアーブラストと違い研削材を噴射する動力として圧縮エアーは使いません。その代わりにモーターの回転を使いブレードと呼ばれる羽を高速で回します。ブレードには強制的に研削材が送り込まれるようになっており、送り込まれた研削材は高速で回転するブレードにより噴射される仕組みになっています。噴射する装置のことをインペラー(ローター)と呼びます。エアーブラストと違う大きな点は、ショットブラストの方がはるかに多くの研削材を少ないパワーで噴射することができるということです。3馬力のコンプレッサーを使い1本のノズルから噴射した場合と同じ3馬力のモーターで1機のインペラーから噴射した場合とでは、ショットブラストの方がエアーブラストに比べ1分間に約200倍の量の研削材を噴射できます。(多少条件により異なります)ただし、ショットブラストは細かい研削材を噴射する場合は、上記のような効率の良い機械ではなくなります。細かい研掃材はインペラーから噴射され、製品に到達する前に空気の抵抗を受け減速してしまうからです。細かい研削材と言っても研削材の材質や形状によっても微妙に違いますが、金属系のものであれば0、2mm以下であればエアーブラストの方が効率が良いと言われています。
クレーンのフックに吊り下げられた製品

インペラーの説明

 ンペラーは研削材を飛ばす「ブレード」と呼ばれる羽を含める回転体部分と、研削材をインペラーに投入する供給部分と、インペラー自体を形成するカバー部分の大きく3つの部分からなります。インペラーのブレードもノズル同様に消耗しますので、特殊鋳鉄や焼き入れした鉄板が使われます。当社の神戸工場の大型ショットブラスト装置にはインペラーが14台いています。
 
セパレータの説明

 セパレーターはエアーブラストにおけるサイクロンのような役割をします。噴射した研削材に混ざった異物や砕けて小さくなった研削材を分離します。
   
エレベーター

 通常バケットエレベータと呼ばれます。エレベータは噴射した研削材を循環させるために掻き上げる装置です。重たい研削材は噴射された後に空気の流れには載れないので、強制的にバケットですくいあげて運びあげています。エレベータで持ち上げた後、セパレータで分離し、その後、比重分離するために重力落下を利用します。そのためにも高い位置に研削材を掻き上げることが必要になります。
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